VIX指数という銘柄をご存じでしょうか。
VIX指数は普段はレンジ相場ですが年に1回大きく暴騰するチャートが特徴で、大きく爆益を狙えるボーナス銘柄です。
IG証券のノックアウトオプションではこのVIX指数を取引することができます。
この記事ではVIX指数の特徴や、実際のエントリー方法をしていくか等をご紹介していきます。
読みたい目次へスキップ!
VIX指数(恐怖指数)とは?
VIX指数とは米国の株価指数である「S&P500」のオプション取引を元に算出される指数のこと。
VIXの数値が高いほど投資家が市場に恐怖や不安を抱いていることを表しており、VIXは恐怖指数とも呼ばれています。
難しいことは考えずに「米国株に連動して動く銘柄」と覚えておけば大丈夫です。
そして世界経済が混乱するような事件によって米国の株価が暴落した時、VIXは上図のようなとんでもない上ヒゲを形成して暴騰します。
VIX指数はS&P500と逆相関の関係
上画像の青ラインがVIX、オレンジラインがS&P500のチャートです。
黒丸をつけた部分を見て分かるとおり、オレンジのS&P500が暴落しているタイミングで青ラインのVIXが大きく高騰しています。
VIXとS&P500が逆相関していますね。
特に2008年に起きたリーマンショック時のVIX指数は100ドル付近まで暴騰しており、安定期の10~20の時と比較して5~10倍まで跳ね上がっています。
しかしS&P500が高値を更新し続けても、VIXは底値の10~20付近を推移しています。
S&P500暴落時にはVIXは暴騰するのに、その後のS&P500の推移に関わらずVIXは底値に落ちて横ばいになるのがVIX指数チャートの特徴です。
S&P500が下落したままでもVIXは戻る
VIXは「恐怖指数」であるためS&P500の暴落に合わせて高騰しますが、S&P500のチャートがリバウンドをしなくてもVIXは下落して底値に戻ります。
暴落中は恐怖を感じますが、暴落が一段落してしまえば投資家の心理状態も元に戻りますからね。
つまりVIXとは一時的に暴騰するが必ず元に戻ってくる銘柄というわけですね。
高騰し続けることがなく、上がれば必ず落ちて来ると分かっていれば安定して勝てるのでは!?
このような特殊なチャートのVIXで、高確率で利益を上げられる手法を解説していきます。
VIXを取引するならIG証券
国内でVIXを取引できるのはIG証券・GMOクリック証券・サクソバンクの3社しかありませんが、VIXはなるべくIG証券で取引しましょう。
なぜならVIXのショートポジションが持てるのはIG証券だけだからです。
国内でVIXトレードするならIG証券一択です!
さらにIG証券のノックアウトオプションには追証が無く、資金効率が海外FX並に高いので少ない資金で大きなポジションを持つことが可能です。
つまり底値がほぼ決まっているVIXで大きなポジションを持つのに一番相性が良いということですね。
VIXで勝つ手法
- 基本は上ヒゲ・下ヒゲを狙う
- ショートは低レバレッジを徹底
- ロングは回転・ショートは爆益狙い
VIXはファンディングコストがある
ノックアウトオプションのVIXにはファンディングコストという、保有しているポジションの数量に合わせて掛かる手数料のような仕組みがあります。
このファンディングコストはVIXの価格により金額や支払い・受け取りが変化します。
ロング | ショート | |
VIX高騰中 | 受け取り | 支払い |
VIX下落中 | 支払い | 受け取り |
普段は下落した状態が続いているから、ロングを持つとファンディングコストを支払う必要があるわけです。
このコストはVIXの価格帯によっては1日1万円以上となるので馬鹿にできません。
よってVIXトレードはこのファンディングコストを考慮しながらポジションを取っていく必要があります。
ロングのエントリーポイント
ロングの場合はVIXが10~12ドルの価格帯でエントリーをします。
VIXは12ドルを割ったまま月足陰線を付けたことが過去にほとんどない為、12ドル以下で拾ったポジションは1ヵ月以内に含み益に変わる可能性が非常に高いです。
12ドル以下の時のファンディングコストは高く、なるべく長期間ロングを保有したくはないのでギリギリまで引き付けてから入れましょう!
各年における12ドルでVIXが拾えた回数を表にまとめました。
年 | 12ドル⇒14ドルで 利確できた回数 |
取れた値幅 |
2014年 | 7回 | 14ドル幅 |
2015年 | 8回 | 16ドル幅 |
2016年 | 5回 | 10ドル幅 |
2017年 | 5回 | 10ドル幅 |
2018年 | 11回 | 22ドル幅 |
2019年 | 3回 | 6ドル幅 |
ここ数年は毎年しっかりと利確できていることが分かりますね!
もちろん損切りは1度もないので勝率も100%です。
もっとリスクを抑えたい!という人は11ドル割れから拾っていけばOKですし、10ドル割れの時に追加でロングを入れると更に収益が加速します。
また、VIXの大半は10~20ドルのレンジ相場なので、暴騰するまでコストを払いながら持ち続けるよりは回転させたほうが精神的な消耗も少ないです。
よってロングポジションは暴騰を待たずに15~20ドルあたりで利確しましょう。
ショートのエントリーポイント
VIXが暴騰して40~50ドルのゾーンに入ったらショートでエントリーをします。
過去に55ドルを超えたのはリーマンショックの時の1度だけなので、55ドルを超えたら損切りして静観しましょう。
VIXが40ドルを超えたのは2000年以降で7回なので、約2.5年に1度は40~50ドルでエントリーできる大チャンスがあることになります。
20ドルで利確する場合、エントリー価格別で何回利確できたかを表にまとめてみました。
エントリー価格 | 2000年以降、20ドルで利確できた回数 |
30ドル | 17回 |
35ドル | 9回 |
40ドル | 6回 |
45ドル | 5回 |
30ドルでエントリーするならポジる回数は17回なので年に1度はショートで利確できますね。
ショートは爆益のチャンスですので、年に1回取れたら充分なボーナスとなります。
もしリーマンショック級の90~100ドルまで来た場合は、問答無用で低レバショートを打ちましょう!
【2020年5月 追記】
2020年3月より始まったコロナショックでは株価が大暴落し、VIX指数が85まで上昇しました。
その後は予定通り急落しており、やはりリーマンショック級のVIX大暴騰があった時には天井ショートを狙うべきであることが分かりますね。
日足RSIが40を割ったら買い
これは最近発見したのですが、日足のRSI(期間設定は14)を表示すると、過去10年以上でRSIが32~40まで下落した後が底になっているようです。
つまりRSI40を割ったのを確認してからロングを入れると、底で取れる可能性が高くなりますね。
もちろんRSIだけで判断するのは危険なので、水平ラインとRSIを同時に見ながらエントリーポイントを探るといいでしょう。
VIXのポジション数量と資金管理
IG証券KOオプションでは、VIX1ロットのポジションで価格が1ドル動くと±1ドルの損益が出ます。
つまり1000ロットで12ドルからロングを入れ、15ドルで利確した場合は3000ドル(約33万円)の利益が出ることになります。
ちなみに僕は口座に200万円を入れショートは50ドルから低レバの400ロット、ロングは12ドルと10ドルからそれぞれ1000ロットでエントリーする方針です。
IG証券のVIX取引のやり方
- まずは右上の口座を「株価指数口座」にします。
- 左のサイドメニューから「ノックアウト・オプション」を選択
- 銘柄の中からボラティリティー指数を選択
IG証券ではVIX指数はボラティリティー指数という名称になっています。
ノックアウトオプションは指値でエントリーができないので、エントリーポイントまで来た時に手動で注文を出す必要があります。
また、IG証券には普通の株価指数取引とノックアウトオプションというハイレバ可能な特殊なオプション取引があり、どちらもVIXの取引が可能です。
普通の株価指数のほうは1ロットの数量が多く、VIXが1ドル動いただけで約10万円の損益が動いてしまいますので、100万円以上用意できる人しかVIXトレードは危険すぎてできません。
ノックアウトオプションならかなり少額からでもVIXのポジションを持つことができます。
VIXのトレード手法まとめ
VIXトレードは細かくガチャガチャやるのではなく、チャンスをじっくり待つことが重要です。
ロングは年に3~7回、ショートは年に1回取れたらラッキーと思いましょう。
IG証券を銀行代わりにして資金を置いておき、VIXエントリーのチャンスを待つのは銀行にお金を眠らせておくよりは遥かに賢い選択と言えます^^
コメント